歯並びに関係してくる矮小歯
こんにちは!歯科医師の大場です!
今回はよく当院の患者様にも聞かれる
矮小歯についてお話ししていきたいと思います。
わりといらっしゃるのですが
特に上の歯の真ん中から2番目の歯が
基準よりも、そして他の自分の歯に比べてみても
小さいことがあります。
これは何も悪いことではなく
専門用語で言いますと
「矮小歯」と言います。
先ほど出てきた真ん中から2番目の歯を
側切歯と呼ぶのですが
これが小さいことが主訴になる場合があります。
この審美観は人によるので
どうしても気になる場合は治療に入りますし
患者様本人が気にしてなく、機能的に問題なければ
何も悪い状態ではないのでそのままでいいと思います。
そして問題はこれを審美的に改善したいという場合です。
意外と、難しい時が出てきます。
そこだけ1本を手を加えると全体のバランスが崩れてしまう
ケースがあるのです。
なので必要なら矯正をした上で
必要最小限の侵襲で
形態を変更できるラミネートベニアや
ダイレクトボンディングなどで理想の形に近づける
ことが可能になってきます。
逆に小さい分すきっ歯で
スペースがある場合はその歯だけに治療をしても
バランスが崩れずに本人の希望に沿うことができるかもしれません。
ただ歯は1度削ってしまったら元には戻れません。
なので当院では矮小歯の方の場合
まず本当に矯正治療が必要なのかどうか
理想的な歯が作れるかどうかを
歯を削る前に、歯科技工士と
しっかりとコミュニケーションをとり
まずはモックアップという手法で
歯を削らずに、洋服の試着のようなイメージで
仮歯のようなものをしてもらいます。
そして患者様のイメージと一致している様ならば
歯を削り、ラミネートベニアや
ダイレクトボンディングのような治療に移ります。
歯列矯正も含め
審美治療はゴールのイメージが非常に大切です。
これを患者様自身、クリニック全体、歯科技工士が共有できてる
ことが重要です。
もし矮小歯でお悩みの方がいれば
1度当院にご相談に来ていただければと思います。