歯を抜かない矯正(非抜歯矯正)のメリット、デメリット
こんにちは!歯科医師の大場です!
今回は当院でもホームページに推している
非抜歯矯正についてお話しさせていただきます。
まず前提として実は当院でも抜歯矯正を行うことはあります。
え??と思った方が多いと思いますが、、、
全てが非抜歯で矯正できるわけではありません。
どうしてもスペースの関係や骨のボリュームの関係で
抜歯をせざるを得ない時もあるのでそこはご理解いただければと思います。
ただ非抜歯でいくメリットもやはりあります。
やはり自分の歯を抜くということは
侵襲が大きいことだと思うのでその負担が軽減できることは大きいです。
健康な歯を抜くというのはどうしても躊躇う方にはおすすめです。
また当院ではまず拡大床という装置を入れて
歯の傾斜移動等を利用して
スペースを拡大することで
その後のアライナー(マウスピース矯正)で
歯並びを整えていきますが
抜歯をしてしまうとどうしてもその空間が狭くなるので
場合によっては舌が後ろになることで気道が狭くなってしまう
リスクもあります。これは全員ではありません。あくまでも可能性のお話しです。
拡大床でスペースを拡大することで
舌のポジションができるので
気道を圧迫することは少ないかと思います。
やはり今もちろんいろいろな意見がありますが
気道に関しての研究だったり意見がだいぶ多くなってきているので
当院としてもこの分野に関してしっかりと研鑽を積んでいきたいと思います。
そして今度は非抜歯矯正のデメリットに関してです。
デメリットはやはり抜歯してスペースを作るわけではないので
矯正に少し時間がかかる場合があります。
またストリッピングといって少し歯を削ってスペースを作るときがありますが
これが抜歯矯正に比べ少し量が多くなる可能性があります。
やはり最初にも申し上げた通り、全てが非抜歯で対応できるわけではありません。
ただなるべくは当院では患者さまのご希望に沿った形で
治療に進めていければと日々臨床にあたっています。
歯並びでお悩みがあれば、矯正の無料相談も随時受け付けているので
お気軽にご連絡いただければと思います。